日本製腕時計とは
国産腕時計の魅力ですが、少しオーバーにいうと日本に生まれて良かったと思うことの一つだと思うのです。
手ごろな価格で最高の技術と精度を誇る腕時計を手に入れることができるからです。
国産の時計は1881年創業の服部時計店(現在のセイコー)に遡ります。昭和天皇もシチズンの懐中時計を愛用していました。
アンティークの面でみると、かって愛知に存在していたタカノ(後にリコーが買収)など機械的にもユニークなものが多いのです。
いろいろな時計がある点で日本製ほど面白いものは無いのです。
ドイツの時計などと比べると日本のメーカーは自社で生産体制が整っている所が多く安心して使用できるのです。
機械式時計の技術はセイコーが世界一です。セイコーは1960年代の後半にスイスの機械式時計の精度を競う天文台コンクールで10位以内に半数以上を入賞させ、1968年には1位を獲ってその後天文台コンクールを中止させたという経緯を持っています。
昔からスイス有名時計を凌ぐ精度を誇っているのです。
日本国内では10万円程で機械式でもクォーツでもクロノタイプでも、世界最高レベルの精度を持った時計が手に入ります。
海外ブランドは確かにデザインに優れ高級感はありますが、一般的にメンテナンスに費用と手間がかかります。たとえば
電池交換に数千円、2,3年に1回のオーバーホールに5万円とかです。
オメガやロレックスなどの海外ブランドで15万円の予算ではいわゆる安物しか買えませんが、日本製でしたら最高級の
ものが入手できるのです。
SEIKO腕時計の特徴
セイコーの腕時計の特徴ですが、まず同社の形態から見てみます。同社は日本でも唯一の部品から組立までを一貫して行うマニュファクチュールであり、世界的にもごく珍しいメーカーの一つと言えます。世界中には数え切れない時計メーカーが存在しますが、ほとんどは、部品や組立てのどれかを外注に頼っているのが現状です。世界的に有名なブランドであっても部品は外注メーカーの物を使用していることは珍しくなく、むしろその方が効率的で常識的となってきております。次に同社の特徴的なメカニズムが挙げられます。筆頭はスプリングドライブと言う、機械式ゼンマイの動力源を使用し、クウォーツ時計の水晶振動子で時間調整を行う、電池もいらない、かつ機械式時計と比べようもない正確な時刻を刻むことが出来るメカニズムのことです。また、スプリングドライブに似た構造で、ゼンマイの動力を充電池に貯めて時計を動かすキネティックというメカニズムの時計もあります。もちろん、普通の機械式時計もありますが、機械式以外の方が同社のシェアを多く占めています。クウォーツの性能も高く、年差±10秒のラインナップもあります。また近年新たにGPSを利用して時刻調整する、GPSソーラー時計が加わりました。GPSを利用するので、全世界どこにいても正確な時刻を刻むことが出来ます。しかも、外観もどのような服装にもあわせられるデザイン、機能となっています。
シチズンの腕時計の魅力
巷では携帯やスマホ、タブレットなどの機器が普及し、腕時計を持っている人の数は一昔前に比べ減ってきています。しかし、おしゃれアイテムとしてやビジネスのツールとして必要なものともいえるでしょう。大人として身につけているのといないのとでは印象も変わってきます。
腕時計と一口に言っても、ガチャガチャで手に入れることができるおもちゃのものから一般人が手にするにはかなりお高い高級なものまで幅広くメーカー、ブランド、性能、デザインなど多種多様なものが出回っています。でも、やはり有名ブランドのものは時間を正確に知ることができますし、丈夫で美しいと思います。
シチズンの時計は、信頼できるブランドの一つと言えると思います。シチズンの魅力とは何でしょうか。まず、日本製であるので安心できること、一般庶民にも気軽に手にできること、正確な時刻を知ることができるのはもちろん、デザインも優れているところではないでしょうか。未来にむけて革新的なイメージもあります。自分自身のために所有するのも良いと思いますし、大切な誰かに送る品としても十分素敵なものだと言えます。時計離れが進む今日この頃、素敵だと思える時計を一つ持っておくのもいいかもしれません。